近藤好広の春夏秋冬 短歌・俳句集
 高校時代の友人は、島崎藤村が大好きだと言った。
 僕には、その頃、詩など好きな男は、女々しい奴だと内心思っていた。
 高校時代、彼は弁論部と新聞部に籍を置いていて、何時もノートに何かを書き連ねていた。彼の春夏秋冬は、あれから、50年過ぎ去ったことになる。
 一昨年、平成8年1月NHKの短歌・俳句の会で入選したから一緒に聴きに行かないかと京都在住の彼から電話があった。
 当日、空は澄み渡り、NHKホールの前で待ち合わせたが、会場の一時間前に到着したにも関わらず、長蛇の列が、会場を取巻いていた。
 行田市にある曹洞宗松雲山長光寺にある正岡子規の弟子だった俳人川島奇北の事を調べていた僕は、俳句や短歌の事の、今を知りたくて、二つ返事で彼の提案に従って代々木に赴いたわけである。
 2時間ばかり会場で、入選作の発表や講評が続き、花鳥風月をベースとして詠んだ正岡子規の時代、短歌や俳句には厳格な規約があったが、現代の俳句や短歌の今の作品の多くは、自由詩のように思えてならなかった。
 極端に言えば川柳ではないかと思うほど自由な表現になってしまって、歳時記も日本語の良さも感じられない作品が入選作として取り上げられているように思えたのである。
 
 僕は、短歌も俳句も読み人の感動が表出され、そこに人の生活や感情が詠み込まれるのが本意だと思っていたから、入選作の2,3には、拍手を送ったが、多くは、これが現代の俳界や短歌界なのかと少し期待外れの感があった。
 でも、趣味として日々の事象を見ることは花鳥風月のみならず社会現象や人の生きざまを観察することにより、広範な知識、観察眼が開花し、その人の生きた時代経験をも振り返り、それをどのような形で表現するかにより生甲斐や、脳の活性化により健康で他人に迷惑のかからない人生が送れたらNHKの意図している底辺にある目的功が奏したことになるのだから、目くじら立てる事もないと思った。
 そこで、友人が75年の人生に遭遇した、経歴を短歌や俳句でどのように表現したか、この頁で辿って見たいと思う。(早崎日出太)
項目をクリックして下さい
短歌 年順 分類 アイウエオ 建物 滋賀
俳句 年順 分類 アイウエオ 建物 滋賀
東日本震災の余震でこの日もたびたび地震があった。
2011.04.10.−横浜市旭区佐近山の桜
【天塚】 創刊25周年記念合同句集