| 日本コロムビア゙ CD.No. COCX33144 価格:\2,800(税抜き) 定価:2,940 |
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| Acoustic Ymato〜アコースティックヤマト | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 「宇宙戦艦ヤマト」生誕30周年を記念して作成されたCDのライナーノーツに宮川彬良のメッセージがある。 「私と父は、30歳違い。ということは、ちょうど父が今の私の歳だった頃、ヤマトは発進したのだ・・・・」と書いている。そして、その父がスケールの大きい叙事詩「宇宙戦艦ヤマト」の音楽を生む苦しみを理解できる年齢に到達し、父の生き様の凄さに遭遇しているという。 うらやましい話である。私も、息子と30歳違う。しかし、物理学者の息子と一生サラリーマンで過ごした私は、比較することもできないし、息子は、宮川彬良のように、父の仕事を省みることもしないに違いない。 ましてや、彬良のように自己の作品で父を慰めるようなことはしないだろう。そのような意味合いから言えば、父、宮川泰と同じ舞台の音楽を踏襲した、父の血がこの新しいサウンド「アコースティックヤマト」にどのように脈打っているのだろうかと興味がわくのである。彬良は、松平健の「マツケンサンバ」の作曲者として有名だが、大阪フィルとのポップス・コンサートやNHK教育番組での「クインテット」では、アキラさんでも出演し、色々な楽器を駆使してユーモアに満ち溢れ楽しい作品に仕上げている。 クラシックから、映画音楽、ポピュラー、童謡、民謡とジャンルを問わず、楽器構成の中にも時代を反映した世界を表現する天才的な作曲家だと思う。あの時代、多くの少年の心を虜にした「宇宙戦艦ヤマト」が、再び、時代を異にして蘇り、現代の少年の心を熱くすると思うと、この作品の裏にある滔滔として流れる時の変遷を感ぜずにはいられない。西洋楽器の中に、ポツンとシャオ・ロンの中国琵琶が入る妙、「サーシャ」の桃源郷をさ迷うに似た、夢幻の旋律は、どこかで昔聞いた事のある懐かしさに溢れ、荒んだ心も柔らかく包んでくれるのである。 東京オペラシティーコンサートホールや渋谷の「JZ Brat」での宮川、平原との競演がシャオ・ロンに新しい世界を開眼させた。独奏から、異種の世界との融合、天才的な音楽家たちとの出会いが名手シャオ・ロンをどのように変えるか興味の尽きないものがある。(早崎日出太) |
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