八丈島の浅沼さんからから、感動の記録が届いた。團先生が八丈島の植物を探索、観察し、記録した約371枚のカードを浅沼享年さんに預けておられた。
 推定では、1960年頃(1970年頃の記述が多い)からの記録だから、この40年近くの間に、八丈島の多くの人が先生と一緒に島中を探索し、植栽し、調査研究したものだと思われる。
 それは、追々に記録するとして、私は、先生のこのような科学者の目が好きなのだ。
 好奇心が好きなのだ。
 四季折々、形を変え、色を変え、芽を出し、花を咲かせ、実を結び、そして枯れる。その情況に一喜一憂し、そして絶え間ない時の流れを感じそれを記録されている。
 一枚のカードには、数行のコメントと花や葉の形などが例の楽譜を筆写されるように丁寧に描かれている。
 これは、私の単なる推測に過ぎないが、「パイプのけむり」(アサヒグラフ、1964年6月5日、第1回目掲載)が、カード作成の発端でないかと思う。
 もちろん、先生の著作には、「八丈多与里」など八丈島の歴史や島のこと、季節のことを細かく記録されたものもあるが、「パイプのけむり」には、約3000の植物に関する単語が記されているから、カード作成に深い関係があったと思うのも当然で、忘備録としても利用されたのではないだろうか。
 そこで、この頁では、「パイプのけむり」とカードの関連付けをし、できるだけ、植物の形態や性質、八丈島の原生種と他地域から移入されたものなどを分類し、掲載したい。もちろん、データベースは、当方で作成し地元の方の協力を得て、先生の遺志を次世代の人たちに残したいと思うもので、地元の協力がなければなし得ない。ぜひ、地元の方のご協力お願いしたい。

入魂の植物カードが届いた

先生が作成されたカードの例
うらぼし科
たましだ
Nephrolepis cordfolia Presl
玉羊歯
島内隔地に多し。
例:自宅石垣と、三根観音堂下路傍
  根に玉の如き貯臓器がある
  

ここに納めた、植物カードは、先生が浅沼さんに預けられたもので、植物名は、先生のトレーの中に収められていた順序で掲載した。
他のデータが完成した時点で整理掲載する。
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