トップ頁へ

DD表紙 音楽館 ディスコグラフィー 團伊玖磨全仕事 友人の音楽会目次
 ダーク・ダックス ディスク 一覧表のこと 永井雅一
 汚れた声の悪いアヒル・・・聞いてみると何と爽やか美しい声なのでしょうか。
 男の声がうまく合わさると、あんなにも美しい音いろになるのか、ユニゾンの澄んだ透明感、ハモッた時の厚い音の壁、その柔らかく厚い音の壁の中に入ると、どんな嫌な事でも浄化されてしまうような温かなハーモニー、仕合せな世界が広がります。
 そしてそれぞれがメロディーパートを受け持った時が、これまた素晴らしいのです。 
 こんなダークの歌を、ステージでレコードで聴くのは、なんとも嬉しい事です。こうしてダークの世界にいつの間にか入り込み、気がついたら虜になっておりました。
 
この事が出版社の人に伝わり、楽譜の編集、校正に携わることになりました。私がプロの仕事を手伝うなんて夢のような事です。プロに伍して仕事をするには、よりダークを聞かねばの思いが湧き、好きな曲だけではなく、全てを聴こうと思いました。ここで発売されるレコードは直ぐに求めますが、遡ってレコードを求める事の難しさを、いやと言うほどに味わいました。 
 いろいろ苦労しながらダークのレコードを集めるわけですが、枚数が増えてくるとダブって求めるケースも出てきて、これはいけないと手持ちレコードの表を作り始めました。
 盤が増えると共に、記入項目も少しづつ増えてきて、増えるに従い今まで見えなかったものが見えるようになり、それを記入し一覧表はどんどん充実してきました。
 現在に至るまで、何度書き直しをしたことか・・・パソコンの無い時代(今、有っても使いこなせない)その都度、手書きです。表の割付けも1ミリを争う割付けですし、書いては消せる鉛筆を使い、その硬度がFに落ち着くまでどの位の年月が経ったでしょうか…人様の協力を得ながら、沢山の思いと記録が詰まった一覧表です。
 
苦心の一覧表が、ダークの第32回リサイタル(1988)のプログラムに載っているのを知ったのは、会場である日比谷公会堂でした。私の作品?が、憧れのダークの世界の中に入れてもらえるとは、何たる喜びか!!!その後、充実度を増した一覧表は、いろんな形でプロの方にも使ってもらえるようになりましたが、この度、早崎日出太さんの目に留まり、このようにホームページに載せてもらえるとは、パソコン音痴の私にとって夢の世界です。
 これを本にしましょうとも言っていただき、夢に思っていた世界が少しづつではありますが、現実化に向かっております。 多くの人を惹き付け、こんなにまで夢中にのめり込ませてしまうダークの声・ハーモニー。小曲を聴いて良し、硬派?な組曲を聴いて尚々良し!!その魅力は尽きることがなく、ダークの歌と共に歩んでこられた仕合せを、つくづく思うところです。             
                                    永井雅一・記  
200411