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丹羽道子と仲間達 藪塚本町 遊Iing.J.ネットワーク
丹羽道子

Mithiko Niwa & Friends

program
1.モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
        (セレナード第13番 ト長調 K.525)
2.J.S.バッハ:G線上のアリア
3.ヴィヴァルディ:合奏協奏曲「四季」〜「春」、「秋」
3.ヨハン・シュトラウスU:美しき青きドナウ
4.海沼実:里の秋
5.海沼実:「あの子はたあれ」(細川雄太郎作詩)
6.藤生知子:「貝ひとつ」、「あの日あの時あの夕日」、
         「早春の回想」(松島和美作詩)
7.谷村新司:「いい日旅立ち」
8.見岳章:「川の流れのように」
9.ルロイ・アンダーソン:プリンク・プランク・プランク
10.アルフレッド・ニューマン:映画「慕情」より
11.ヘンリー・マンシーニ:
   映画「ティファニーで朝食を」より「ムーンリバー」
12.映画「ピノキオ」〜星に願いを
13..リチャード・ロジャース:
   映画「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー

 

          演奏者:ストリングス10
  ヴァイオリン〜丹羽道子、竹林真弓、真中千晴
           荻野恵美子、塩野入清美
  ヴィオラ   〜栗山幸子、長久保愛
  チェロ    〜小林知子、白神あき絵
  コントラバス〜三好美和

  日時:2004年9月26日(日曜日)
  
   (13時30分開場/14時開演)
   場 所:藪塚本町文化ホール「カルトピア」
   主 催:遊ING.J.ネットワーク
        藪塚本町文化ホール
   後 援:上毛新聞社
        朝日新聞前橋総局             
        朝日ぐんま・桐生タイムス社

料金:前売券  2,500円
    当日券  2,800円

 高校生以下    500円

お問い合わせ:
藪塚本町文化ホール「カルトピア」
 TEL:0277−78−0511
遊ING.J.ネットワーク
TEL:0277−78−7291

   
 今回は、ポピュラーなクラシック音楽や映画音楽、懐かしい曲をセレクトしてプログラムを作りました。
 また、楽器の編成はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスト4種類の楽器を配置し、10人の編成の弦楽合奏によりバランスの良い楽器編成としました。
 一人一人が、ソリストとしても十分通用する素晴らしい腕前の演奏家の皆さんは、普段は、オーケストラの楽員や色々な演奏団体、広い地域で活躍しているお嬢さん達です。舞台に華麗な花が開花し、感動的な競演を披露いたします。
 
 1.モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク(セレナード第13番 ト長調 K.525)
 モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(小さなセレナーデ)は、1787年ウィーンで作曲されました。モーツァルトの名曲の一つで良く演奏される曲です。弦楽合奏のこの曲は、交響曲のように4楽章から構成されて完成度の高い曲です。モーツァルトは、宮廷や王様の希望でこのような曲を沢山作曲しています。最近、テレビの番組でモーツァルトの曲をトマトに聴かせると甘いトマトが出来る、ワインに聴かせると熟成が良く豊潤になるなど、また、アルツハイマーなどに良いなどと話しをしていましたが、天才モーツァルトは、王や王を取り巻く高官達が気持ちの良く聴ける優美な音楽を提供していたのでしょう。しかし、この曲が誰のために書かれたものかは謎とされています。

 2.ヨハン・セバスチャン・バッハ:G線上のアリア
 
バッハがケーテンの宮廷楽長をしていた頃(1717〜23頃)の作品で、裕福な領主レオポルドは、名演奏家を集めては毎日のよう演奏会をしていました。そのために作曲した管弦楽組曲第3番の第2楽章第2曲「エアー」がこの曲の原曲です。
 後に、ドイツの有名なヴァイオリニスト、ウィルヘルミがヴァイオリンの4本の弦の内最も低いG線だけのために編曲したことからこの名前が付きました。


 3.ドヴォルザーク:ユモレスク

 4.ヴィバルディ:合奏協奏曲「四季」〜「春」(全楽章)、「秋」(第3楽章)
 
室内楽としては、最も良く演奏され沢山のレコードやCDになり、コマーシャルにも沢山使われている佳曲です。赤毛の僧正が、少女合奏団のために作曲したらしいと言われ、美しい四季を表現したソネット(詩)からイメージしたこの曲には、日本の四季に近い詩の内容なので、人々に好まれるのかも知れません。花開き鳥が歌い、小川のせせらぎにきらきらと陽光が輝き、春の明るい情景を弦が優しく奏で、秋には、豊作の祭り、人々が祝う豊穣祭の楽の音や歌の声が、遠く聞こえ、赤や黄色に染まる山々の景観を弦楽合奏が歌います。

 5.ヨハン・シュトラウスU:美しき青きドナウ
 
800曲以上の作曲をしたワルツ王シュトラウスU世、ウィーンの人々とワルツは切っても切れない関係です。この曲が作曲された1866年オーストリア帝国は、イタリア、プロシアとの戦いに敗れ、首都ウィーンには負傷者が充満し、ウィーンの人々は悲しみと不安のうちに1867年の年を迎えたといわれています。雄大、不変なドナウの流れを歌った、原曲は、カール・イジドール・ベックの詩集「美しいウィーンの少女」(神の加護による大自然の営みの深さについて読まれている)につけられた合唱曲です。この曲は、敗戦に打ちひしがれた人々に生きる勇気と明日への希望を与えたと言われています。

                                      休憩

 6.海沼実:里の秋(作詞:斎藤信夫)
 この詩は、昭和16年太平洋戦争が始まった時期に千葉県船橋市の小学校教師をしていた斎藤信夫により作られました。
 詩のタイトルは、「星月夜」で戦争に行った父を思う子供達の寂しい気持ちを慰める意味で詩を書き上げたといいます。
 しかし、メロディが完成したのは戦後で、作曲家海沼に「戦場から帰ってくる兵隊さんたちの無事の帰国のために・・・・」との依頼を受け、詩の内容を変え、昭和21年、NHKのラジオ番組「外地引き揚げ同胞激励の午後」という番組で初めて流されました。悲惨な戦争は、多くの人々を失い父や息子を失った母親の多くは、皆、高齢になり、子供の頃この歌を聴いて育った子供達は、その頃の母の年齢になりました。

 7.海沼実:「あの子はたあれ」(細川雄太郎作詩
 作詩の細川雄太郎は、琵琶湖のある滋賀県蒲生郡日野町の出身、この作品は、「ちんから峠」と同時期に奉公した藪塚本町の味噌製造会社で、故郷を思い描いて作詩したといいます。藪塚の温泉地の近くにも記念の棗の木が植樹されていますが、日野町には、この詩に歌われた棗の木が、今も生家の庭にあり、歌碑も建てられています。

 9.藤生知子:「貝ひとつ」、「あの日あの時あの夕日」、「早春の回想」(松島和美作詩)
 昭和30年代中頃、藪塚本町の中学校に赴任された国語科の松島和美先生と当時の中学2年生藤生知子(現在は片桐知子)さんによって作られた歌です。作詞者松島和美先生から作曲者藤生知子さんへの条件として、短調(マイナーコード)でのメロディーをつけ欲しいという条件を出され、美しく郷愁を帯びた歌曲に仕上がっています。 中学2年生だった片桐さんは、「指一本でピアノを叩きながら、メロディーをつけたんですよ。」と先日の演奏会で松島先生が話されていました。本演奏会では、丹羽さんの編曲により、この美しい曲がどのようにストリングスでえんそうされるか楽しみです。(深津素子さんのメールから)

10.谷村新司:「いい日旅立ち」
 山口百恵の代表的な歌謡、頼りなげな彼女の風情は、当初、高い評価は得られませんでしたが、後に、国民的アイドルとして1970年代に一世を風靡しました。当時、14歳の桜田淳子、森昌子と共に「花の中三トリオ」として活躍し、三人三様のキャラクターで素晴らしい歌唱力によりファンのハートを掴みました。結婚を機に芸能界からすっぱりと足を洗い、多くのファンや関係者から惜しまれました。作曲の谷村新司は、1971年に「アリス」を結成。山口のために「ヒ・ロ・イ・ン」、「サンタマリアの熱い風」、「ラスト・ソング」など9曲を作曲しています。

11.見岳章:「川の流れのように」
 美空ひばりが人生の最後の舞台、52歳のひばりが歌った東京ドームでの姿はいつ見ても痛々しい限りです。
 昭和24年(1949)に12歳でデビュー昭和64年(1989)、に亡くなるまでの人生を顧みると、この歌の歌詞は、ひばりのために神が天から与えたのではないかと思えるほど彼女の人生にマッチングしています。また、多くの人の人生に重ね合わせても同様と思えるほどの内容ですから、今もこの歌を聞き、ひばりの姿を見るにつけ人々は、人生という重い荷を背負いながらもこの歌によって鼓舞され、生きていく勇気を与えられるのだと思います。音域、表現力、俳優としてプロに徹したひばりに、もっと、長生きをして貰い、もっと、もっと、多くの人々に勇気を与えて欲しかったものです。

12.ルロイ・アンダーソン:プリンク・プランク・プランク
 
アンダーソンは、ボストン・ポップスのアレンジャーとして著名でした。誰もが小学生の頃、彼の作曲、編曲した曲を何処かで聴いたことがあると思います。有名な作品には、「ブルータンゴ」、「タイプライター」、「シンコペーテッドクロック」、「トランペット吹きの子守歌」、「ワルツィングキャット(踊る猫)」などですが、彼の作曲の多くは、情景描写音楽で非常にわかりやすく学校の音楽教材として用いられるわけです。「プリンク・プランク・プランク」は、弦楽だけの演奏のためにつくられた曲です。一般的に彼は、楽器で擬音効果を出したり本物のタイプライター使用したり、メトロノームを時計の秒針を刻む音に見立てたり愉快なオーケストレーションを組み立てています。アーサー・フィドラー、ボストン・ポップス・オーケストラとのコンビで沢山の編曲をしました。

13.アルフレッド・ニューマン:映画「慕情」より
 ジョニファー・ジョーンズ、ウイリアム・ホールデン主演。中国人とイギリス人の混血スーインさんの自伝小説を映画化したものです
 夫が戦死し、香港の病院で働く女医がアメリカ人の従軍記者と偶然のチャンスに知り合うことになって恋に陥りますが、朝鮮戦争が勃発、恋人は戦場に去っていきます・・・別離のバックに流れる叙情的なメロディは、一度聴いたら忘れられません。

14.ヘンリー・マンシーニ:映画「ティファニーで朝食を」より「ムーンリバー」
 映画「ティファニーで朝食を」は、ニューヨークの超一流宝石店「ティファニー」を、観光名所として世界中に知らしめました。
 コールガール、ホリー(オードリー・ヘップバーン)は、ティファニーのショーウィンドウの宝石の陳列を夢見ながらパンをかじるのが日課でした。彼女のアパートに越してきた若手小説家は、金持ちの中年女のひも、しかし、とらえどころのない妖精ののようなホリーに惹かれていくというラブストリーです。ホリーの都会的なファッション・コーディネート、美しい瞳、可愛い笑顔、ブレイク・エドワーズ監督は、余すところなくオードリーのきらきらと輝くような魅力を見せています。音楽は、著名なヘンリー・マンシーニ、「グレン・ミラー物語」、「ハタリ!」、「酒とバラの日々」、「料理長殿ご用心」、「ピンク・パンサー」など多くの名曲を残し、この映画では、アカデミー作曲賞、主題歌賞を受賞した作曲家です。

15,リー・ハーライン:映画「ピノキオ」〜「星に願いを」
 
ディズニーのアニメは、絵の美しさもさることながら、バックに流れる音楽の素晴らしさがいっそうその物語を感動的なものにしています。「ピノキオ(1940)」作曲のリー・ハーラインは、ユタ州ソルトレーク生まれ、ディズニー・プロの音楽スタッフとして他に「白雪姫」などを作曲しています。この場面は、コオロギ役のクリフ・エドワーズによって歌われました。「ディズニーランド」のテーマ曲として使用されたことから、多くの人に知られるようになり、美しく憶えやすいメロディから色々の楽器演奏により演奏されるようになりました。

16.リチャード・ロジャース:映画「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー他
 
TVで何度も公開され、何度見ても平和な家族に襲いかかる戦争の悲劇を思い出し、国同士の争いの悲惨さを感じさせる映画です。島国の日本人には到底経験することも出来ず、感じられないと思いますし、平和呆けをしている今の世代には到底、隣接し合うヨーロッパの国々の悲劇を理解することが出来ないでしょう・・・・
 修道院に勤めるマリアが修道院長のすすめでフォン・トラップ大佐一家の家庭教師になります。一筋縄では行かないいたずらな7人の子供達との生活は、マリアの明るい性格と歌で心が通じ合っていきます。
 マリアの指導で家族の合唱団を結成、国内で著名になります。
 ロジャースとハマーシュタインの名コンビがミュージカルに仕立て「ウエスト・サイド・ストーリー」のワイズが、雄大なアルプスの風景をバックに映画化したものです。最後は、ドイツ軍の兵隊達の慰問のためトラップ合唱団が演奏会を行い、隙をついて舞台上から一人一人去って、ドイツ軍に追われながらもアルプスを越えて亡命します。平和から戦争へ最後までスリリングで楽しい、美しい映画です。後に、アメリカやヨーロッパで、この合唱団は著名になり、この亡命実体験のリアルなドラマにより合唱団としても大成功を納めました。(早崎日出太)