遊ING・J・ネットワーク
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丹羽道子・ストリングス10・写真集1
Mithiko Niwa & Friends

ホール入口の大きな看板 山口さん舞台関係者との打合せ 掲示板にも巨大な丹羽さんが
プログラムにしたがってリハーサルが
各パートで綿密な打合せが、
関係者の心配をよそにたくさんの参加者の列が

 初秋というのに、雨上がりの空は梅雨の季節のようにどんよりと曇り、朝、降った雨で洗われた鮮やかな緑が目にやさしい。そして、窓外に実りを迎えた田園風景が広がり、藪塚本町で、もうすぐ行われる案山子の制作コンテストも近づいている。家を6時半に出て、9時少し前に到着、さいたま市から2時間半の所要時間だ。
 主催団体「遊ing.J.ネットワーク」の山口さんに連絡をとり、東武鉄道赤城線藪塚駅に出迎えていただき、「ストリングス10」のメンバーより一足早く会場「藪塚本町文化ホール、カルトピア」に到着する。
 会場入口正面にストリングス10の大きな立看板が今日の聴衆を待っているようだ。
 メンバーを待つ間、山口淳一さんと文化ホール館長・山口俊雄さん、事業係長・藤生紀之さんと歓談する。途中、山口さんは、メンバーを迎えるため中座する。
 10時半に、メンバーが到着、すぐにリハーサルが始まる。照明、音響、楽器配置など、最もホールの特性を活かした環境チェツクを行う。舞台の幅より客席の奥行きが短い横に広い会場は反射板の併用により適度な残響があるから、4種類の弦が滑らかなで厚みのある音響空間を創出する。
 丹羽さんの指示により楽員との間で綿密なチェックが行われプログラム順にリハーサルが進行していく。
 地元の松島和美さん作詩、藤生和子さん作曲の「貝ひとつ」が丹羽さんの弦楽合奏により演奏される。
「いい、素晴らしい」
 山口さんとホールコーディネーター深津素子さんが、異口同音に頷く。
「歌って下さいよ」
 と、言ったら昨日のコンサートの疲れがあるから声が出ないと軽くいなされた。
 丹羽さんが四部合唱曲をイメージし、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスに振り分けたという曲想だが、詩の持つ上品な雰囲気を漂わせている。もう一度、聴いてみたいというやさしい、魅力的な曲に仕上がっている。歌がついたら、もっと、生きて来るに違いない。
 この時期、運動会や発表会などのイベントがダブって人口の少ない町では、観客が分散する。しかし、オープンの時間が来て、聴衆の列が長くなり関係者の心配をよそに客席が埋まった。(早崎日出太)